ルート③ 初日！同行取材 セミナー実況中継！！

7月21日（水）、さあ、いよいよ最後の出発となりました！　ルート③　チーム：セ・サモットの巡回セミナーが始まりますー。

ルート③は、タケオ～コンポート～シハヌークビル～ココンを回ります。ちょっと長旅です。

「セ・サモット」とは、セ＝馬、サモット＝海という意味で、オオウミウマ、つまり「タツノオトシゴ」です。ルート③は初日のタケオ州以外はタイランド湾沿いの沿岸部を回ることから、このチーム名がつけられました。

そして、このチーム、巡回セミナーの裏テーマは「願いを叶える」だそうです！！

どんな願いが叶えられるか、楽しみですー。

朝、8時プノンペン大学の前から出発。途中でリーダーのNさんを拾って、国道2号線を南下、タケオ州ヘン・サムリン・プレイ・ラビィア高校へ向かいます。

準備会議でも話題になりましたが、「一番近いホテルまで40kmある」と校長先生が言っていた、あの高校です。どんなとこでしょう。地図に載ってない道を行って探します？！

国道2号線は舗装されていながら、凸凹。1時間半ほど走って、目的の高校へ向かう枝道に入りましたが、途中から舗装がなくなり、赤土。車は揺れながら、赤土の埃をまき散らしながら、進みます。車の往来で、沿道の草木も家もみな赤いんです、このあたり。

連絡係さんが、途中の目印を聞いていたので、運転手さんが何度か人に道を聞いたり、Uターンしたりしたけど、無事辿り着きました。これが、ヘン・サムリン・プレイ・ラビィア高校です。門をくぐると並木道になっています～、おしゃれー。

思ったよりずいぶん早く着いたので、この地区の市場近くにあるレストラン？で昼食。校長先生が紹介してくれました。というか、この辺りにはここしかレストランがない？ま、いいか。

1時過ぎ、高校に戻ると、すでに15人ぐらいの高校生が待っていましたー。集まりが早いです。

そして、高校生だけじゃありません。なんと、校長先生をはじめ、先生方が全部で7人も参加してくれます。わー、うれしいじゃありませんか。

会場は、日本のロータリークラブが寄付した建物のようで、この高校の中で一番立派なものでした

しかし、電気が～、やはりない。覚悟はしてましたが、つまり、扇風機がないんです～、きっとアツイぞ～・・・メンバーのみなさん、がんばってくださいって、言おうと思ったら、浴衣に着替えただけで、すでにみんな汗だくですー

予定通り2時に始まりましたー。

まずはメンバーの自己紹介。

そして、大きくカラープリントした写真を使っての日本紹介。Ｓさんが担当。他の3人が写真を持って手伝います。

日本の四季、新幹線、お寿司、天ぷら、クレヨンしんちゃん、ドラえもん、セーラームーン・・・。

真剣に見入る高校生。ん、どうも小さい子もいるぞー。中学生が2人参加してます。

お次は、折紙の紹介。Nさん担当。

鶴を折ります。一折、一折、説明しますが、少しずつついてこられない人が～、出てきます。

すかさず、他のメンバーがうまく折れない人のヘルプに入ります。

んー、生徒より、先生たちが、遅れてるようです～。やっぱり、若い人の方が・・・でしょうか。

40分かかって、鶴が完成しましたー。

おめでとう！

ここで休憩。

そして、日本語の勉強の時間です。メンバー唯一の日本人Tさんが担当ですー。

絵を使って、太陽やお月さまも出てきました。「おはよう！」「こんにちは！」「こんばんは！」

じゃ、みなさん、立って、歩いて、あいさつしてみましょう！

はい、歩いて、歩いて・・・ん！？　歩いてくれないなー、

はい、どうぞ、こちらの人は、こちらにー

はじめはなかなかのってくれなかったけど、少しずつＴさん流のことばの練習が分かってきたみたい。

「どうぞ」「どうも」「かんぱ～い！」

楽しい日本語の時間の後は、七夕のお話。担当のVさんが、いろいろな声色を使って、七夕伝説を紙芝居で語りました～♪

そして、短冊が配られます。みなさん、願い事を・・・んー、なんだか、願い事、みんな多いぞー。いや、多すぎないかい？ま、いいか。

校長先生が用意してくれた、竹に飾ります。

これで初日セミナー無事終了！

チーム。セ・サモットのみなさん、お疲れー。ほんと、暑かったね。。。

その後、メンバーはタケオ州にはホテルがないので、次の巡回地カンポットへ移動。国道3号線は補修工事をしてるようで、かなりの悪路、2時間半かかって午後8時に到着。これで大変な1日の終わりです。